アニメ「BANANA FISH」のあらすじ(完全ネタバレ注意)と感想をまとめているシリーズ、今回は第17話です。
前回のあらすじは次の通り。
アッシュはバナナフィッシュの実験台として国立精神衛生センターに監禁されますが、自力でそこから脱出します。既に実験台となってしまったバナナフィッシュの発見者、ドースン博士を連れ出し脱出不可能とされたセキュリティをかい潜るアッシュ。
そこにセンターの一般見学者として参加していたマックスと伊部がアッシュ奪還を試みたことで、逆にアッシュは足を引っ張られる結果になりましたが、めでたく全員揃ってセンターを抜け出すことに成功します。
一方コルシカ財団を追放されたゴルツィネは後任のザハレフ伯爵を暗殺し、その他の財団メンバーを始末しようと動き始めます。アッシュはマックスたちと行動を共にするつもりでしたが、英二が行方不明と聞くや居てもたってもいられず、彼を探しにニューヨークの雑踏に姿を消すのでした。
目次
【BANANAFISH】アニメ第17話『殺し屋』ネタバレ|登場人物
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- アッシュ・リンクス (声優:内田雄馬)
- 本作の主人公。ニューヨークのストリートギャングのボス。金髪に緑の瞳、美しい容姿にIQ180以上、ナイフや拳銃の腕前も人並み外れたカリスマ性のある18歳。
- 奥田英二 (声優:野島健児)
- カメラマンである伊部の助手としてニューヨークにやってきた日本人大学生。純粋で素直な性格だが、頑固で無鉄砲な一面も。アッシュより2つ年上。
- マックス・ロボ(声優:平田広明)
- 元アメリカ陸軍軍人、後にニューヨーク市警の警官を経てジャーナリストとなる。
- ディノ・F・ゴルツィネ(声優:石塚運昇)
- アッシュを拾い育てたマフィアのボス。アッシュを寵愛している。
- シン・スウ・リン(声優:千葉翔也)
- ショーター率いるチャイナタウンのギャンググループの1人。ショーターが抜けた後次期ボスとなった。
- ユーシス/李月龍 [リー・ユエルン](声優:福山潤)
- チャイニーズマフィア・李家の七男。アッシュと英二に対し嫉妬と憎しみの入り混じった感情を抱く。
- ブランカ(声優:森川智之)
- 今回初登場、謎の殺し屋。
【BANANAFISH】アニメ第17話『殺し屋』ネタバレ|あらすじ
アッシュはマックスたちと別れると、ケインから”英二はシンのアジトにいる”ことを教えられ、ようやく英二と再会します。ちょうどその時、シンたちはアッシュを救出するための作戦会議をしており、アッシュの手下共も顔を揃えていたところでした。
しかし、アッシュはボスでありながら危険な行動をとろうとしていたシンの頬を打ち、厳しい言葉を投げつけます。加えてアッシュはショーターを手にかけた理由も、仲間を危険に晒さないため固く口止めするのでした。
仲裁に入った英二はアッシュと口論になりかけますが、”こんなことしたかったわけじゃない” とアッシュに歩み寄り、その体を抱きしめます。英二の無事に安堵し、あんな別れ方をしてしまったことで心を痛めていたアッシュも、それに応えるようにそっと英二を抱きしめるのでした。
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アッシュは少し休んだ後、英二に「もう帰れとは言わない」と言いました。それが「自分にもその方がいいらしい」と。きょとんとする英二に、「目の届くところにいてくれた方が心配しなくて済む」と言い訳をするアッシュでしたが、無言で自分を見つめる英二に堪りかねてこう言い出します。
そばにいてくれともう一度言わせたいのか?
目をぱちくりした英二は笑顔でこう答えました。
気分いいなぁ。もう一回言ってよ!
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一緒に夕飯を取りながらこれまでのことを話す英二とアッシュ。アッシュは月龍が英二を拘置所から出し、英二を解放したことは知っていましたがその心の内はわからないままでした。英二の様子から、二人の間に何かあったことを感じてはいたものの、英二の口から月龍のことは語られることはありませんでした。
一方、月龍はゴルツィネを屋敷に招いていました。月龍はバナナフィッシュ計画を全て把握していることを告げた上で、コルシカ財団からゴルツィネを追放した者を始末する代わりに、李一族を根絶やしにするための協力を求める取引を持ちかけていました。そして、逃亡したアッシュとドースン博士を取り戻すための計画も・・。
そして、その頃からでしょうか。アッシュは自分の行く先で見張られているような感覚に囚われます。英二とフェリーに乗り、ドースン博士を連れたマックスを訪れようとしていたアッシュはすぐにその旅を取りやめます。
図書館でバナナフィッシュの成分を分析しているときも、英二とホットドッグを食べながら休憩しているときも、自分を見張るような気配は止みません。アッシュはピリピリしていました。
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そうこうしているうち李王龍は弟の月龍に抹殺されていました。ゴルツィネは月龍への協力を承諾したのです。李家のトップの死、後継者は華龍であることが報道で流れますが、実際には華龍は傀儡状態。相談役となった月龍に実権が移ったことは間違いありませんでした。
そして月龍への協力を承諾したゴルツィネは、ブランカと名乗る男と4年振りに再会していました。”仕事”を引退しカリブで世捨て人の生活を満喫していたその男は、ゴルツィネからのある依頼を断るつもりでそこに来ていました。しかし、途中でアッシュの成長した姿を見て気が変わったのです。
彼がどこまでやれるものか、確かめてみたくなりました。
お引き受けしましょう。
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15歳に扮したアッシュが自らを囮にキッパードの元に潜り込み、彼らが”誰の庇護の下にいるのか”を問うたそのとき、ブランカは久々の仕事をスタートしました。
それは遠く離れたビル越しに、キッパードの後頭部から一発の銃弾で仕留めた”殺し屋”。アッシュはその並大抵でない実力に戦慄します。すぐに部屋の明かりを消し、部屋の隅で息をひそめるアッシュに、ブランカは落ち着いてこう言うのでした。
いい反応だ。
きちんと教えられたことを守っているようだな。
【BANANAFISH】アニメ第17話『殺し屋』ネタバレ|感想
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↑予告編好きだなあ。じゅんじゅん(声優の福山潤さん)うますぎて楽しいww
ついに登場です、ブランカ先生。声優が森川智之さんと聞いて、うん、イメージ通り!とワクワクして放送を迎えました。あっさりと殺っちゃう人なので、速水奨さんの声だと深みがありすぎるし色っぽすぎるし、小西克幸さんでもいけるかなぁとか色々思いましたが、やっぱり森川さんでいいや(笑)
アッシュはいつも自分の勘を頼りにやってきていたんですね。それが今回は通用しない。そりゃそうですよ、相手は師匠だもの。散々アッシュの天才っぷりを見せつけたあとに、その上をいく天才が現れるあたり、ホント展開がうまいんですよ。息つく暇もない。
こうなると最強のアッシュという前提が崩れて、むしろ弱点である英二の存在が際立ってきますよね。彼を狙う月龍の手腕も手強いですし、これまでの爽快なアッシュの活躍から一転、不安に顔色を変えるアッシュの姿がこれからどんどんと描かれていくことになります。
間もなくブランカとアッシュの関係が描かれると思うので、今回はあまりその点には触れないでおこうと思います。てか、前回長々書きすぎたのでちょっと反省して今日は簡潔に・・(どこが)。
ということで、今回第17話『殺し屋』のネタバレ感想「バナナフィッシュ・アニメ17話ネタバレ感想!森川ブランカ先生登場!」はここまでです。
次回は第18話『海流のなかの島々』です。
最後までお読みいただきありがとうございました!