アニメ「BANANA FISH」のあらすじ(完全ネタバレ注意)と感想をまとめているシリーズ、今回は第22話です。
前回のあらすじは次の通り。
アッシュはシン、英二、ケインたちの力を借りてゴルツィネ邸から脱出することに成功しましたが、ゴルツィネは新たな殺し屋を雇い反撃に出ます。
手始めにケインの手下たちを惨殺し、宣戦布告したその殺し屋は元軍人のフォックス大佐。アッシュは以前、彼と顔を合わせていたことを思い出します。
それは、ゴルツィネの裏稼業や、顧客の政治家や高官との関係性を暴くため、マックスがアッシュと潜入調査したゲイバーでのことでした。
ゴルツィネが、マックスたちがその調査で得た資料を取り戻したがっていること、そのためにフォックス大佐を雇ったことを察したアッシュは、マックスの妻ジェシカも呼び寄せ英二と共に自らの手で守ろうと計画を練ります。
しかしいざ敵襲を受けると、戦闘のプロの前にマックスのチームはケガ人を出し、アッシュ共々投降する事態となってしまいます。
一方、脱出チームにいたはずのジェシカは胸騒ぎを感じ単独行動を取ったため、英二やシンも計画外の行動を取り始め・・。
目次
【BANANAFISH】アニメ第22話『死の床に横たわりて』ネタバレ|登場人物
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- アッシュ・リンクス (声優:内田雄馬)
- 本作の主人公。ニューヨークのストリートギャングのボス。金髪に緑の瞳、美しい容姿にIQ180以上、ナイフや拳銃の腕前も人並み外れたカリスマ性のある19歳。
- 奥田英二 (声優:野島健児)
- カメラマンである伊部の助手としてニューヨークにやってきた日本人大学生。純粋で素直な性格だが、頑固で無鉄砲な一面も。アッシュより2つ年上。
- マックス・ロボ(声優:平田広明)
- 元アメリカ陸軍軍人、後にニューヨーク市警の警官を経てジャーナリストとなる。
- ディノ・F・ゴルツィネ(声優:石塚運昇)
- アッシュを拾い育てたマフィアのボス。アッシュを寵愛している。
- シン・スウ・リン(声優:千葉翔也)
- ショーター率いるチャイナタウンのギャンググループの1人。ショーターが抜けた後次期ボスとなった。
- ユーシス/李月龍 [リー・ユエルン](声優:福山潤)
- チャイニーズマフィア・李家の七男。アッシュと英二に対し嫉妬と憎しみの入り混じった感情を抱く。
- ブランカ(声優:森川智之)
- アッシュに戦闘技術を教えた家庭教師のひとり。元スペツナスの特殊工作員で本名はセルゲイ・ヴァリシコフといったが、妻の死後はその名も国も捨てて殺し屋となった。現在はカリブで隠遁生活を送っている。
- アレックス(声優:石谷春貴)
- アッシュ率いるストリートギャングのナンバーツー。ブロンドの髪に灰色の目、冷静で的確な判断ができるがカッとなりやすいところも。
- コング(声優:鷲見昂大)
- 大柄で短髪、褐色の肌を持つアッシュの子分。頭は良くないが気が良く、ボーンズと一緒にいることが多い。
- ボーンズ(声優:丹羽正人)
- 小柄で背が低く、白い肌に赤い髪を持つアッシュの子分。寝起きの悪いアッシュを起こして前歯を折られたことがある。
- ケイン・ブラッド(声優:三宅健太)
- ストリートギャングの中でも黒人で形成されたグループ「ブラックサバス」のボス。
- エドアルド・L・フォックス(声優:堀内賢雄 )
- 元フランス軍外人部隊の指揮官。公式では死亡したことになっている。
【BANANAFISH】アニメ第22話『死の床に横たわりて』ネタバレ|あらすじ
計画を無視してグループから離脱したジェシカと英二、シンは、アレックス、ケインと合流し、投降したアッシュを救い出すチャンスを待っていました。
しかし捕虜となったマックス達はあの国立精神衛生センターに送られ、アッシュはフォックス大佐から個別に呼ばれ尋問を受ける状況に。
フォックス大佐は、ゴルツィネが政府を揺るがす程の秘密を握っていることに勘づいており、それを教えるようアッシュに迫っていたのです。
しかも彼は同性愛志向の持ち主で、かつてゴルツィネがそうしたように、アッシュのプライドを傷つけるような屈辱的な方法と暴力でもって口を割らせようとしたのです。
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しかしアッシュはそれでも決して屈することはありませんでした。隙をついてすぐにその場を抜け出し、その騒ぎに乗じて襲撃したシン、ケインたちの助けもあって脱出することができました。
喜ぶシンたちに対し、計画通り行動していなかったことを叱り飛ばすアッシュでしたが、フォックスにより受けた心の傷はトラウマを呼び起こし、体は小刻みに震えていました。
様子のおかしいアッシュに戸惑う仲間たちでしたが、英二はそっと傍に寄り添うと、何も言わずただ震える彼を抱きしめるのでした。
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その後脱出チームと合流するアッシュたちでしたが、ラオは彼らに捕虜の仲間を見捨てたのかと突っかかります。
もともとショーターの死の真相がわからないために不満がくすぶっていた中国人グループの中には、月龍の指示で英二を狙う者もおり、少しずつ均衡が乱れ始めていました。
仲間をまとめきれない自分の不甲斐なさに落ち込んだシンは、アッシュにこう問いました。
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シン: ボスになんかなるんじゃなかった、って思ったことある?
アッシュ: ・・しょっちゅうさ。
一方、月龍の命で英二を狙っていたラオは李家へ赴き、自分に彼を殺す理由はないと断りを入れました。月龍は他に手駒はあるとして受け入れますが、何が起ころうとみて見ぬふりをしろと言い捨てるのでした。
ブランカは、英二がアッシュの命とりになる存在だと最初は思っていましたが、今は少し気持ちが変わっていました。むしろ英二を殺してはならないと思い、主人の意に反して一人でこれを阻止しようと動き出します。
怒りをあらわにする月龍でしたが、ブランカが自分から離れていくことを恐れた彼は、決行場所を教えた挙句そのまま行かせてしまうのでした。
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アッシュは、マックスたちが潜入取材で得た資料をゴルツィネに奪われるより前にジェシカに託すことに。そして国立精神医療センターに捕らわれた仲間を救い出す最後の闘いへの準備に取り掛かっていました。
今度こそ戦闘に加わらず大人しくしておくよう英二に口酸っぱく釘をさすアッシュでしたが、すんなりとそれを受け入れられて逆に拍子抜けすることに。
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それでも、代われるものなら代わってやりたいと言う英二に対し、自分はトラブルメーカーだと自嘲するアッシュ。英二はこう言い返します。
僕が迷惑だと思うっていうのか。そんなことあり得ないって。
君を失いたくないんだ。君のためなら何でもする。
そして、日本に行こうという明るい未来を夢見て、にわかに日本語を教え始める英二。
そして挨拶の言葉、「さようなら」をアッシュが口ずさんだ時でした。
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英二は月龍の放った刺客に左胸を撃たれてしまいます。
英二の名を呼ぶアッシュの悲痛な叫び声は、アジトに響き渡りました。
英二を撃ったシンの手下を鬼の形相で追うアッシュ。一撃でその手下を殺しても怒りは収まらず、弾をあるだけ撃ち込み続け、勢いでシンにまで銃口を向けてしまい、中国人メンバーも騒然とします。
取り乱したアッシュは英二の名を呼びその場に崩れ落ちます。呼びかけに反応した英二はアッシュの無事を確認すると、弱く微笑むも再び意識を失ってしまうのでした。
【BANANAFISH】アニメ第22話『死の床に横たわりて』ネタバレ|感想
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アッシュがトラウマを呼び起こしてしまうような仕打ちを受け、そこで英二の優しい抱擁があってからの銃撃。しかも、前回のようにかすり傷ではなく急所近くを撃たれた英二、それに気づけないほどにガードが緩くなっていたアッシュ・・。アッシュが幸せを感じる程に苦しみが背中合わせになっていて、切なすぎますよね。
でも今回英二が撃たれたことで取り乱し鬼の形相になったアッシュを見て思うのは、英二を失うこと=元の冷徹なアッシュに戻ることではないということ。
あくまで英二が生きていて、会えないだけなら元のアッシュになれるかもしれないけれど、英二が死んでしまっては、ましてや自分の前で殺されてしまうなんて、あってはならない。それこそ、アッシュはどうにかなってしまうんじゃないかと。
月龍はアッシュと同じく孤高の鬼になり対決したいと考えていたみたいですが、鬼なんてもんじゃ済まないでしょう。ブランカはそこまで見抜いていたのかもしれませんね。
一方で月龍は、アッシュが英二に救われていることが羨ましくて仕方ない部分もあるんでしょうか。自分はどんどん敵が増えていくばかりで、救われることがない。せめてブランカにだけは裏切られたくないともがいているような、そんな感じがしますね。
アッシュの口から「サ・ヨ・ナ・ラ」と言わせる演出ってフラグ立ちすぎてて辛いですが、いよいよあと2回です。あああ、辛抱たまらん。
ということで、今回第22話『死の床に横たわりて』のネタバレ感想「バナナフィッシュアニメ22話ネタバレ感想!サヨナラ英二・・轟く銃声」はここまでです。
次回は第23話『誰がために鐘は鳴る』です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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