こんにちは、ペガ子です!
アニメ「BANANA FISH」のあらすじ(ネタバレ注意)と感想をまとめているシリーズ、今回は第9話です。前回のあらすじは次の通り。
マックスは元妻・ジェシカと息子マイケルが暴漢に襲われたことを知り、アッシュと救出に向かいます。しかしその間、英二と伊部は李家の七男であるユーシスの手によって体の自由を奪われ、英二とショーターだけ李家に連れ去られてしまいます。アッシュ・マックスはひとり残された伊部から全てを知らされ愕然とする中、ハッキングされたことで屋敷に戻ってきたアレクシス・ドースンと鉢合わせすることに。アッシュとマックスは、バナナフィッシュの被害者であるグリフィンのことを告げ、アレクシスに真実を語るよう迫るのでした。
一方李家では兄弟であるはずのユーシスが、英二とショーターと共に、人身御供として李家からゴルツィネの元に向かうよう言われます。兄の駒のように使われても逆らうことのないユーシスですが、母を殺された恨みを抱きながら李家に復讐する機を窺う、静かな野望を抱く男だったのです。
アレクシスからバナナフィッシュが生まれた経緯を聞き出したアッシュたちですが、李家の回し者にその場を押さえられゴルツィネの元に送られることになってしまいます。英二とアッシュは、共にニューヨークのゴルツィネの元へ呼ばれる形になったのですが、はたしてその真意は・・?
そして今回の第9話『ワルツは私と』に続きます。
それでは、”バナナフィッシュ・アニメ9話ネタバレ感想!ショーター最期の哀しき涙”と題し、第9話『ワルツは私と』のあらすじからどうぞ!
目次
【BANANAFISH】アニメ第9話『ワルツは私と』|登場人物
- アッシュ・リンクス (声優:内田雄馬)
- 本作の主人公。ニューヨークのストリートギャングのボス。金髪に緑の瞳、美しい容姿にIQ180以上、ナイフや拳銃の腕前も人並み外れたカリスマ性のある17歳。
- 奥田英二 (声優:野島健児)
- カメラマンである伊部の助手としてニューヨークにやってきた19歳の日本人大学生。純粋で素直な性格だが、頑固で無鉄砲な一面も。
- 伊部俊一(声優:川田紳司)
- 日本のプロカメラマン。友人のマックスを頼ってニューヨークへ取材撮影へやってきた。英二の兄貴分。
- マックス・ロボ(声優:平田広明)
- 元アメリカ陸軍軍人、後にニューヨーク市警の警官を経てジャーナリストとなる。
- ショーター・ウォン(声優:古川慎)
- アッシュの親友。気さくなチャイナタウンのギャンググループのボス。
- ユーシス/李月龍 [リー・ユエルン](声優:福山潤)
- チャイニーズマフィア・李家の七男。薬草や毒薬・劇薬に関する知識に長けている。
- ディノ・F・ゴルツィネ(声優:石塚運昇)
- アレクシス・ドースン(声優:宇垣秀成)
- エイブラハム・ドースンの兄。ユダヤ系の科学者で、バナナフィッシュを生み出した。
- シン・スウ・リン(声優:千葉翔也)
- ショーター率いるチャイナタウンのギャンググループの1人。ショーターが抜けた後次期ボスとなった。
【BANANAFISH】アニメ第9話『ワルツは私と』|あらすじ
ゴルツィネの元へ送られた英二は意識を取り戻し、ユーシスに「ショーターがアッシュを裏切った」ことを告げられます。嘘だと言ってくれという英二に対し、何も言えないショーター。
しかしそんなショーターには大事な役目があるのだとゴルツィネは言います。別室に連れていかれたショーターを待っていたのは、エイブラハム・ドースン。そう、エイブラハムはショーターを使って人体実験をしようとしていたのです。エイブラハムはショーターにバナナフィッシュを注射すると、暗示をかけるのでした。英二は「恐ろしい敵」なのだと。
英二はユーシスと共にゴルツィネの寝室に連れていかれてしまいます。あわや英二もゴルツィネの餌食に、と思ったそのとき、アッシュ一行が到着したとの知らせが。すぐさまゴルツィネはユーシスたちを置いてアッシュの元に急ぐのでした。
マックスたちは正装に着替えさせられ、アッシュは正装のうえにピアスの穴まで開けられてゴルツィネの晩餐会に姿を現します。
「美しい・・!」ゴルツィネは感嘆しこれまでアッシュにどれだけ肩入れし育て上げたかを語りました。だからこそ逆らわれて憎さ百倍であるとでも言いたげに。
そしてアッシュたち一行はゴルツィネの処刑部屋へ通され、ショーターと再会するのです。
再会を喜ぶ一行でしたが、ショーターは「俺はもうダメだ」と呟きます。そして英二が連れてこられ、オーサーの掛け声で地獄のショーは始まってしまうのでした。
鎖で繋がれたアッシュたちの目の前で、英二はショーターにナイフで攻撃をされていきます。応戦するよう、ナイフを渡されても戦えない英二。
エイブラハムは兄アレクシスの前で嬉々として効果を語り、ゴルツィネはショーターの様子を政治家や軍の幹部たちに見せながら、バナナフィッシュの説明しています。これは客人に対するショーであり、プレゼンの場でもあったのです。
そうこうしているうちに、傷だらけになっていく英二。堪らずショーターの名を叫ぶアッシュ。すると、ショーターは一瞬だけ正気に戻ったのです。アッシュの元に歩み寄り、彼はこう言いました。
「解放・・してくれ・・苦しい」
オーサーは1発の弾だけ入った銃をアッシュの足元に置きます。そして再びショーターが英二に襲い掛かった瞬間、アッシュの鎖を解き放つのでした。
銃の名手であるアッシュの弾は一撃でショーターの心臓を貫きました。
ショーターはナイフを落とし、その瞳からは一粒の涙が流れ落ちるのでした。
高笑いをするオーサーの声と、エイブラハムの嬉々とした声が響く中、ショーターの亡骸は実験結果として運び出されていきます。アッシュと英二はどうすることも出来ず、見送ることしかできませんでした。ただ、涙に暮れながら。
【BANANAFISH】アニメ第9話『ワルツは私と』ネタバレ|感想
衝撃の回がついに来てしまいました。
男の中の男で、アッシュも一目置く強くて真っすぐなショーターが初めて「俺はもうダメだ」という一言に、事態が最悪であることが込められていました。アッシュに「すまない」と言ったのは、裏切り行為だけでなく命を懸けて守り抜くと誓ったはずの英二を危険な目にあわせ、そして友であるアッシュにさせてしまった行為、すべてに対しての謝罪であったように思えます。もちろん、あの時点でそこまで考えていたわけではないんでしょうが、最悪のことがこれから起こることは察していたでしょうから。
でもショーターはアッシュの声で一瞬ですが正気を取り戻します。
ショーターの目に映ったのは天使の胸像。自分を育ててくれた姉のマーディアを思い出したのでしょうか。
アッシュに助けを求めたショーターの一言は、とても重くアッシュも見たことのないような表情を見せました。
ほんの短い間でしたが、ニューヨークを離れた逃避行の旅で、ショーター・アッシュ・英二は兄弟のようでしたよね。私もこの3人のやり取りが大好きで、追手から逃れる日々ではあってもある種平和な日々だったなと思いながら見ていました。
それだけにショーターの最期は悲しすぎます。彼は李家に裏切られたことを知って涙を流したことがありましたが、今回の涙はとても辛くて悲しい涙。
なのにこれを滑稽だと言わんばかりに大笑いするオーサー。声が細やん(細谷佳正さん)でなければ歯ぎしりしそうです。
次回は第10話『バビロンに帰る』。前半クライマックスまでもうすぐです。チャイナタウンのギャングの後継者、シンも登場し更に話は深みに入っていきます。
では、本日の”バナナフィッシュ・アニメ9話ネタバレ感想!ショーター最期の哀しき涙”は、ここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました!
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