2018年10月5日より放送開始したアニメ「色づく世界の明日から」第1話を視聴したので、本気のネタバレ・感想を書いていきたいと思います。
「色づく世界の明日から」は、今から60年後の未来から来た高校生の少女、月白 瞳美が物語の主人公です。そして、その世界は魔法が認知され”魔法屋”なるものが存在しうる、私たちが生きる世界と少しだけズレた世界として描かれています。
キービジュアルやプロモーションを見てもわかりますが、色彩がテーマなので映像にも期待して視聴したのですが、まさに、まさに!今後の期待値も高いので、少しでもその内容をお伝えすることができるよう、記事をを書いていきますね(かなり細かいのでご注意!)。
では、”色づく世界の明日からアニメ1話・ネタバレ感想!神レベルの色彩魔法!”と題して第1話『キミノイクベキトコロ』のネタバレ・感想です!
目次
色づく世界の明日から1話『キミノイクベキトコロ』ネタバレ|登場人物と設定
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南ヶ丘高校2年生。
魔法使いの血筋だが魔法を嫌っている。幼い頃に心に傷を受けて以来色を見ることが出来なくなっている。
瞳美の祖母。高校時代にイギリスへ留学し魔法を学んだ知識を活かし、時間魔法を扱えるようになった程の魔法使い。
南ヶ丘高校3年生で写真美術部の部員。
母子家庭で育ち、昼間はカフェでバイトをしている。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部の部長。
唯翔とは小学生の頃からの友人。面倒見がよい。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部経理担当。し、少ない部費を切り盛りしている。
明るく好奇心旺盛で後輩たちにも慕われている。
南ヶ丘高校2年生。将と幼なじみで大人しく控えめな性格。
南ヶ丘高校1年生の写真美術部の部員。唯翔のバイト仲間。
琥珀の母。さっぱりとした性格で行き場のない瞳美を快く受け入れてくれる。
琥珀の祖母で瞳美の高祖母。勘がよく不安定な瞳美のことを気にかけている。
パワフルな娘・母・祖母と暮らす琥珀の父。
唯翔の母。男っぽくサバサバとしたシングルマザー。
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◆60年後の未来の環境
現代では次世代5Dと呼ぶような、空中に時刻やテレビ電話のディスプレイが投影されるのが当たり前の時代。ポッキーらしき菓子は現代と同様存在している。
◆この世界の魔法について
現代で例えれば、オーラソーマやヒーリングアイテムを販売する店「まほう屋」で魔法使いが生計を立てていることから、この世界では、魔法は一般に技能として認知されているとみられる(瞳美が魔法使いの血筋という設定から、遺伝で継承される能力を使ったもの)。
色づく世界の明日から1話『キミノイクベキトコロ』ネタバレ|あらすじ
その夜は花火大会だった。
幼い頃、母と見に行った花火は色鮮やかで、いつまでもその色彩を忘れることはない。
しかし今の月白 瞳美(つきしろひとみ)は、大事なひととの別れをきっかけに、表情も眼に映るものの色も失っていた。花火を楽しむこともできない瞳美は心を閉ざし、いつもひとり。
私はひとりでも大丈夫。
言い続けているうちにそれが本当になっていく。
さながらそれが、魔法であるかのように。
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その日もひとり、花火大会に出かけていた瞳美。本当はおばあちゃんと一緒に見るはずだったのだが、仕事で少し遅れているのだ。
人の集まらない高台で、制服のまま灰色の花火を見つめる瞳美は思った。
魔法が使えなかったら、花火は今も綺麗だったのだろうか。
魔法なんか、大っ嫌い。
そこに、おばあちゃんがやってきた。
星砂時計を作っていて遅れたのだという。60年もの時間をかけて満月の光を浴びた星砂をつかった星砂時計は、時間魔法の必需品。
おばあちゃんはこの日、新月の晩に時間魔法を発動させたかったのである。それは、可愛い孫のため・・
あなたはこれから、高校生だった私に会いに行きなさい。
突然ミッションを与えられ、戸惑う瞳美。しかし、おばあちゃんは言う。
これは、決められたことなのよ。
そして訳も分からないまま光に包まれ、瞳美は時間を旅するバスに乗る。
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到着したのは2018年のある日。
どこかの家の、誰かの部屋に、瞳美は落ちた。
そこは二階建ての一軒家の、葵唯翔(あおいゆいと)という少年の部屋だった。
瞳美は帰宅した少年をベッドの下でやり過ごし、そっと窓から脱出した。
とはいえ、それは不自然極まりない光景だ。白昼堂々、見たこともない制服を着た女子高生が、二階の窓からそろそろと降りて来るのだから。
通りがかった、南が丘高校の写真美術部員たちもその光景に驚いた。その一人、川合胡桃(かわいくるみ)は瞳美を部屋の主、唯翔の彼女だと勘違いし、その異様な光景を写真に収めたのだった。
一方、瞳美は外へ出たものの、現金の持ち合わせもないうえ、場所もわからず途方に暮れていた。右往左往する瞳美の前に、先ほどの写真美術部員たちが再び出くわした。世話好きな山吹将(やまぶきしょう)は早速瞳美に声をかけ、瞳美は彼らに道案内を頼む。
「まほう屋」に行きたい。
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まほう屋、それはおばあちゃんのお店の名前だ。
そこで瞳美は、おばあちゃんそっくりの女性に声を掛けられ思わず「おばあちゃん?!」と言ってしまう。
その女性は、瞳美のおばあちゃんのおばあちゃん・・つまり高祖母だったのだ。彼女は瞳美が持っていたおばあちゃん、つまり高祖母から見れば孫の琥珀(こはく)からの手紙を読み、彼女を受け入れてくれた。魔法使いの一族である月白家は、時間魔法の存在を知っていたからだ。ただ、張本人の琥珀は、イギリスに留学中のため、すぐには出会えなかったが。
しばらく2018年の月白家にやっかいになることになった瞳美だが、早速問題が勃発した。おばあちゃんから貰った大切なアズライトをどこかに落としてしまったというのだ。魔法の使えない瞳美は、「まほう屋」のアイテムを使って探し物を調べると、よりによってそれは唯翔の部屋の中に!
しかし唯翔の方でも、その落とし物は発見されていた。彼女を連れ込んだと勘違いした母の遙に冷やかされる唯翔だったが、彼は外出のついでにアズライトを警察に届けるという。それはそうだろう、どう見ても不法侵入なのだ。唯翔はアズライトを手にスケッチに出かけた。
瞳美は彼の後を追った。しかし、何と説明すればよいのか。考えながらスケッチに集中している唯翔に歩み寄ると、ふと彼の絵を目にし瞳美はハッとした。
色づく世界の明日から、先が気になるアニメ。葵の絵を見てクレーの金色の魚を思い出した pic.twitter.com/ZRWOaphoPu
— るるいえ (@irene4649) 2018年10月7日
その絵だけ、色づいて見える!
命を吹き込まれたような、金色の魚が宙を泳ぐ不思議な世界。
何年もの間失った色を取り戻し、はしゃぐ瞳美を前に、唯翔は一言「誰?」。
瞳美はその声ではっと我に返るのだが・・。
色づく世界の明日から1話『キミノイクベキトコロ』ネタバレ|感想
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さて、いよいよ「色づく世界の明日から」第1話がスタートしたわけですが、多くの謎が隠されており、惹き込まれる要素もたくさんありましたね。
まず、謎をざっと並べるだけでもこれだけあります。
②なぜ色が見えなくなったのか
③この世界の魔法とは何か
④瞳美はなぜ魔法を使えないのか
⑤瞳美はなぜ魔法を嫌っているのか
⑥おばあちゃんから貰ったアズライトは何を意味するものか
⑦おばあちゃんは何故、瞳美を過去の自分に会わせようとしたのか
⑧瞳美が元の時代に戻る方法は(魔法を使える必要があるのか)
⑨星の砂とは一体なんなのか。
①②④⑤は、もしかしたら全て繋がっているのかもしれません。個人的には何となく、家族の問題が原因の心因性色覚障がいではないかと思いますが、そこは敢えて今語りません。ただ、この謎の正体はしっかり押さえておきたいですね。
物語は今から60年後ってことで、私はもう生きてないだろう世界ですが(笑)、とっても美しい世界が描かれていましたね。今現在は次世代5Dと呼ばれる、空間にディスプレイが現れて情報が得られる環境は当たり前になっていて、全てはデジタル管理されているような光景でした。それでも、人間の心というのは今も昔も変わらないのでしょう。人と人が関わり合って何かが生まれ、そのエネルギーでもって愛し合ったり傷つけ合ったり。
そして何故か人は助け合う生き物でもあります。瞳美も自分の殻に閉じこもり、そこから救い出そうとする人々に導かれて世界が変わっていくのでしょうね。とても穏やかで優しい空気と美しい色彩が、感動的なストーリーを予感させます。
また、タイトルから「色」というテーマは容易に想像できましたが、キャラクターの名前を色の名前にしてるあたりも、私は何か好きです。柚葉色、千草色ってのは初めて知りました。日本の伝統色名のひとつなんですが、日本語名は表現力豊かなので美しいものが多いんですよね。今回唯一色の名前じゃなかったのは月白家のお父さんでしたが、弦と言う名は月白の「月」から来ているんでしょう。細かいところまで作り込んでいるなぁとつくづく思います。
ということで、第1話は多くの情報を整理する形になってしまいましたが、今回の「色づく世界の明日からアニメ1話・ネタバレ感想!神レベルの色彩魔法!」はそろそろこの辺で。
次回からは早速謎が少しずつ解明されていきそうです。第2話は『魔法なんて大キライ』です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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