2018年12月30日放送のアニメ「色づく世界の明日から」最終回第13話を視聴したので、本気のネタバレ・感想を書いていきたいと思います。
前回は、文化祭を満喫した瞳美と魔法写真美術部のメンバーたちが描かれていました。しかし、瞳美と唯翔は両想いであることを確認しつつもそれ以上踏み込もうとはしませんでした。いずれは時間によって引き裂かれてしまうお互いの関係性に、切なくなる瞳美。そうこうしているうちに文化祭の夜、ついに別れの時はやってくるのでした・・。
そして今回の最終回『色づく世界の明日から』に続きます。
では、”色づく世界の明日からアニメ最終回・ネタバレ感想!シンプルな種明かし”と題して第13話『色づく世界の明日から』のネタバレ・感想です!
目次
色づく世界の明日から13話最終回『色づく世界の明日から』ネタバレ|登場人物と設定
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南ヶ丘高校2年生。
魔法使いの血筋だが魔法を嫌っている。幼い頃に心に傷を受けて以来色を見ることが出来なくなっている。
瞳美の祖母。高校時代にイギリスへ留学し魔法を学んだ知識を活かし、時間魔法を扱えるようになった程の魔法使い。
南ヶ丘高校3年生で写真美術部の部員。
母子家庭で育ち、昼間はカフェでバイトをしている。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部の部長。
唯翔とは小学生の頃からの友人。面倒見がよい。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部経理担当。し、少ない部費を切り盛りしている。
明るく好奇心旺盛で後輩たちにも慕われている。
南ヶ丘高校2年生。将と幼なじみで大人しく控えめな性格。
南ヶ丘高校1年生の写真美術部の部員。唯翔のバイト仲間。
琥珀の母。さっぱりとした性格で行き場のない瞳美を快く受け入れてくれる。
琥珀の祖母で瞳美の高祖母。勘がよく不安定な瞳美のことを気にかけている。
パワフルな娘・母・祖母と暮らす琥珀の父。
唯翔の母。男っぽくサバサバとしたシングルマザー。
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◆60年後の未来の環境
現代では次世代5Dと呼ぶような、空中に時刻やテレビ電話のディスプレイが投影されるのが当たり前の時代。ネットワーク環境が整っており、自分の位置情報が自動的に検出されて本人に音声通知されている。既にキャッシュレスの時代となっており、1話で瞳美は現金を見たことがないと言っている。ポッキーらしき菓子はこの作品ではポポッキーという名で販売されており、60年後も存在しているらしい。
◆この世界の魔法について
現代で例えれば、オーラソーマやヒーリングアイテムを販売する店「まほう屋」で魔法使いが生計を立てており、魔法は一般に技能として認知されているとみられる(瞳美が魔法使いの血筋という設定から、遺伝で継承される能力を使ったもの)。
なお、魔法屋で販売しているアイテムは人気商品「笑顔の魔法」(100円)をはじめ、小さな虹を出す魔法、シャボン玉に色をつける魔法、無くしたものを見つける魔法、オーダーメイドで緊張をほぐせる魔法などがある。魔法使いはこれをアイテムなしで使えるようだ。
色づく世界の明日から13話最終回『色づく世界の明日から』ネタバレ|あらすじ
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瞳美を送り出すために時間魔法を使う琥珀。
星砂時計は充分な光が集まるまでしばらく時間を要したため、その時間を使って魔法写真美術部のメンバーは一人ずつ瞳美に向かって別れの言葉を告げに行く。
将は「瞳美の写真が好きだった。撮り続けて欲しい」という言葉を。千草は「もっと笑えばいいのに」、胡桃は「後輩になってくれてありがとう」、あさぎは「一緒に卒業したかった。手紙を書き続ける。」、琥珀は「60年後思い出話をしよう」と、そして唯翔は「忘れない」とだけ・・。
瞳美は全員にむかって言葉をかける。
私はそれまで自分から閉じてしまっていたんです。
でも、勝手な思い込みで自分を追い詰めるのはもうやめようって。
きっと、気持ちひとつで世界は変わっていく。
と、突然星砂時計が異様な光を放ちながら暴走を始める。嵐の中に消えてしまいそうな瞳美を、唯翔は助け出そうと飛び込んでいく。
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吸い込まれた先は異次元空間だった。
唯翔は以前、幼い瞳美に出会ったとき伝えたかったことを思い出す。
自分を閉じ込めないで欲しい。諦めないで欲しい。
しかし、これは自分にも言えることだった。そう思った時、またあの金の魚の導きで見失った瞳美を見つけ出せた唯翔。
2人は互いの気持ちを伝えあう。
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嫌いだった自分を見せても、変わらず自分を全部受け止めてくれたこと。一緒にいるだけで幸せだったこと。感謝を伝える瞳美に、唯翔は言う。
瞳美から大切なものをもらった。絵を描く楽しさや、喜んでもらえること。瞳は自分の絵に光を与えてくれたこと。そして、
暗い色も、明るい色も、全部が瞳美を作っている。
何も消さなくていい。未来でも笑っていて。
互いに好きだと伝え抱き合う2人。すると徐々に瞳美に色が戻っていく。
俺たちはきっと、お互いの未来に色を取り戻すために出会えた。
そして、瞳美は未来へ帰っていった。
しかし、琥珀にはわかった。自分の時間魔法で帰せたのではなく、瞳美の無意識の魔法が解けることが旅のリミットだったということが。未来の自分がかけた壮大な魔法だったということが。
琥珀のスマホに、未来の自分からメールが届く。
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「瞳美、無事に帰りました。お疲れ様。」
多くの感情を経験したことを、迎えに来た琥珀に打ち明ける瞳美。心のわだかまりになっていた、母を探して会いに行きたいという思いも。それを聞いて琥珀は涙を流すのだった。
琥珀の家「まほう屋」で、魔法写真美術部の懐かしい写真と共に、唯翔が描いた絵本を手渡される瞳美。瞳が唯一色を見た絵本は唯翔の描いたものだった。
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その内容は、すべて魔法写真美術部のメンバーを描いた話になっていた。その思い出を胸に、瞳美は明るく生きていく。
あなたがくれた色、私の明日にはたくさんの色がある。
色づく世界の明日から13話最終回『色づく世界の明日から』ネタバレ|感想
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今回最終話、伝えたいメッセージは
気持ちひとつで世界は変わっていく。
自分を閉じ込めないで欲しい。諦めないで欲しい。
暗い色も、明るい色も、全部がその人を形作っている。何も消さなくていい。
ということなんでしょうね。人の個性や感情というものを「色」と表現した作品だったと言えそうです。確かに、気持ちひとつで世界の見え方は変わりますからね。恋をすると世界が変わって見えるというのはそのいい例です。
しかし、胡桃たちの恋の行方なんかは敢えて描き切るつもりはなかったんですね~。まあその方がリアルですけど。
その点はいいとして。
ただ、謎解きという面では解明されず終わった部分が多いですね。瞳美にかけられた魔法の種明かしはシンプルだったんですけど。
例えば、唯翔が絵本作家になって描いたものを子供の頃の瞳美は見ていたというのは、予想通りでした。ただ、唯翔の絵がなぜ色づいて見えるのかは不明なまま。瞳美も唯翔も、自分の中に閉じこもった似た者同士だったからってことでしょうか。
お互いの未来に色を取り戻すために出会えた
と、唯翔はまとめてましたが。いや、よく納得したな、って感じがします。無理やりかもしれないけど。
金色の魚って、結局なんだったのでしょう。唯翔の描いたものが時間魔法で何らかの力を得たんでしょうか。2人を導く働きはもはや高次元の意思としか思えないんですが・・。
あと、瞳美が元気になったその後のシーンなんですが、お墓参りしてたってことは母親死んでたんですかね。父親は健在みたいなんで。60年後は唯翔が死んでたってシュールなオチじゃないはず(汗)てか、60年後、魔法写真美術部員は誰も会いに来てくれんのか。同級生が実はあさぎと胡桃の孫娘だったとかいうオチだろうか。
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そうそう。前回私が怪しんでた一柳さんと琥珀の、夫婦っぽい一幕がありましたよ。月白家って婿を取るのか、夫婦別姓なのか知りませんけど、一柳さんは瞳美のおじいちゃんだったんですよね、多分。
なんだろう。なんかもやっとする(笑)積極的な瞳美ちゃん、唯翔に会いに行かないのね。ジイさんになった唯翔は・・うん。やめておこうか。
まさかのグダグダ感想で締めることになってしまいましたが、今回で『色づく世界の明日から』のネタバレ感想は終了となります。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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