アニメ「色づく世界の明日から」第3話を視聴したので、本気のネタバレ・感想を書いていきたいと思います。
前回のあらすじは次の通り。
魔法で2018年に転送されてきた月白瞳美は、近所の南が丘高校に通うことになります。しかし高校では、祖母の琥珀が魔法で色々とやらかしたため瞳美を恐れる生徒がいたり、転送先の場所となった葵唯翔に不審者扱いされたりしてしまいます。唯翔に至っては、瞳美と付き合っているという噂まで立っていました。
堪りかねた唯翔は、本当に魔法を扱えるのか証明する迫り、瞳美は得意ではない魔法を人前で披露することになってしまいます。しかし人だかりが出来た中で瞳美の魔法は失敗し、更にギャラリーの心ない言葉で瞳美は傷ついてしまうのでした。
魔法何か大嫌い。そうふさぎ込む瞳美でしたが、彼女が見たがっていた絵を見せてくれた唯翔は「また魔法を見せて欲しい」と瞳美に笑顔を向けるのでした。
そして今回の『No Rain, No Rainbow』に続きます。
では、”色づく世界の明日からアニメ3話ネタバレ感想!ポポッキーと氷魔法!”と題して第3話『No Rain, No Rainbow』のネタバレ・感想です!
目次
色づく世界の明日から3話『No Rain, No Rainbow』ネタバレ|登場人物と設定
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南ヶ丘高校2年生。
魔法使いの血筋だが魔法を嫌っている。幼い頃に心に傷を受けて以来色を見ることが出来なくなっている。
瞳美の祖母。高校時代にイギリスへ留学し魔法を学んだ知識を活かし、時間魔法を扱えるようになった程の魔法使い。
南ヶ丘高校3年生で写真美術部の部員。
母子家庭で育ち、昼間はカフェでバイトをしている。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部の部長。
唯翔とは小学生の頃からの友人。面倒見がよい。
南ヶ丘高校3年生の写真美術部経理担当。し、少ない部費を切り盛りしている。
明るく好奇心旺盛で後輩たちにも慕われている。
南ヶ丘高校2年生。将と幼なじみで大人しく控えめな性格。
南ヶ丘高校1年生の写真美術部の部員。唯翔のバイト仲間。
琥珀の母。さっぱりとした性格で行き場のない瞳美を快く受け入れてくれる。
琥珀の祖母で瞳美の高祖母。勘がよく不安定な瞳美のことを気にかけている。
パワフルな娘・母・祖母と暮らす琥珀の父。
唯翔の母。男っぽくサバサバとしたシングルマザー。
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◆60年後の未来の環境
現代では次世代5Dと呼ぶような、空中に時刻やテレビ電話のディスプレイが投影されるのが当たり前の時代。ネットワーク環境が整っており、自分の位置情報が自動的に検出されて本人に音声通知されている。既にキャッシュレスの時代となっており、1話で瞳美は現金を見たことがないと言っている。ポッキーらしき菓子はこの作品ではポポッキーという名で販売されており、60年後も存在しているらしい。
◆この世界の魔法について
現代で例えれば、オーラソーマやヒーリングアイテムを販売する店「まほう屋」で魔法使いが生計を立てており、魔法は一般に技能として認知されているとみられる(瞳美が魔法使いの血筋という設定から、遺伝で継承される能力を使ったもの)。
なお、魔法屋で販売しているアイテムは人気商品「笑顔の魔法」(100円)をはじめ、小さな虹を出す魔法、シャボン玉に色をつける魔法、無くしたものを見つける魔法、オーダーメイドで緊張をほぐせる魔法などがある。魔法使いはこれをアイテムなしで使えるようだ。
色づく世界の明日から3話『No Rain, No Rainbow』ネタバレ|あらすじ
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桜もまだ咲き誇る季節、南高では新入生向けの部活体験が始まっていた。瞳美は胡桃たちから、写真美術部も体験イベントをすると知らされる。
瞳美は入部を迷っていた。親切にしてくれる部員たち、何より自分に色を見せてくれる唯翔がいる写真美術部は魅力的だったのだろう。しかし、特に唯翔とは関わっていたいと思っている瞳美には、気がかりなことがいくつかあった。
ひとつは、唯翔に「いつかまた魔法を見せて欲しい」と言われているのに魔法が使えない自分。そこで瞳美は、瑠璃の指導でポポッキーを魔法スティック替わりに使いながら、少しずつ魔法を練習することにした。
そしてもうひとつ、気がかりだったのは色が見えないのに写真美術部に入るという矛盾。それでも、部活体験イベントには足を運んでしまう自分がいた。
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部室には唯翔の、また色づいて見える絵が飾られていた。引き寄せられるように部室に入ると、受付にいた唯翔本人に呼び止められる瞳美。唯翔は、受付で名前を記入してもらって始めて瞳美の苗字が「月白」であることを知る。
写真美術部の美術体験として、絵の具で絵を描くように言われる瞳美。困り果てる瞳美だが、唯翔との関係性を維持したい思いで、何とか1枚の絵を仕上げるのだった。
出来上がった絵に、唯翔は驚く。
色使いが・・大胆というか、意外というか。面白い。
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その後、写真美術部は撮影会のイベントを開くというので瞳美もこれに参加することに。貸し出しカメラを使ってモデルを撮影をしてみるという体験イベントだ。
ところがそんな彼らにトラブルが起こった。写真撮影部は、他の部活動のイベントを撮影して回る役目があったのだが、たまたま予定が変更して、自分たちのイベント時間と演劇部の発表時間がブッキングしてしまったのである。自分たちのイベントが始まったばかりなのに、部長の将は他の部の撮影に行かなければない。
そこで将の代わりにカメラ指導をあさぎが、本来モデルをするはずの胡桃がMCをやることになったのだが、肝心のモデルがいなくなってしまった。撮影会タイトルが「水上の美女を撮る」なので、モデルは女子でなければならない。そこでこの緊急事態、瞳美に白羽の矢が立ったのである。
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カメラ体験のつもりが撮られる側になるとあり、最初は全力で断り続けた瞳美だったが、「部員になるつもりなら、きっといい経験になる」という唯翔の一言で渋々引き受けることに。
撮影会では、魔法の星砂を使ってモデルがプールの上を歩き、その様子を写真に撮ってもらうという計画。フォグを足元に撒き、瞳美は「ラベルの貼っていない青い星砂の小瓶」をプールに撒いて水の上を歩けるようにする段取りだった。
だが、瞳美は色がわからない。たくさんある星砂の小瓶のうち、彼女が手に取りプールに撒いたのは・・。
胡桃は違和感を覚えた。今のはピンク色じゃなかった・・?
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しかし、瞳美は水上を歩いていた。
ミステリアスな美しい瞳美が霧の中水上を歩く様は、まさに幻想的だった。空からは雪が降ってきた。これも魔法?歓喜する新入生たち。
しかし、あさぎも違和感を覚える。雪を降らせる予定なんてあったっけ・・?
胡桃は小瓶を確認し、使う星砂を間違っていることを知る。魔法も使わず水上を歩いている。よくわからないが危険と判断した胡桃は「これは水の上を歩ける魔法じゃない!」と叫んでしまう。
その瞬間、そこに起こっていた奇跡は消え、瞳美の体は、まだ冷たい春先のプールに沈んでしまうのだった。
その日の夕方。ジャージに着替えて帰ろうとする瞳美を待っていたのは唯翔だった。無理強いして申し訳なかったという彼に、ちゃんと断らなかった自分も悪かったとうつむく瞳美。そのまま去ろうとする瞳美に、唯翔は問う。
もしかして色、見えなかった?
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絵の色使い、小瓶の色を判別できなかったこと。自分の絵が「色を見せてくれた」という言葉。彼にだけは、その意味がわかったのだ。
瞳美は何もかもが灰色に見えることを、ついに打ち明けた。でも、
誰にも言わないで。誰にも知られないように、みつからないようにしようって。
それが原因でトラブルが起こってしまったのだが、瞳美は誰かに知られてしまうのが怖かった。誰もどうすることもできないのに、気を遣われることも避けたがっていた。瞳美は、唯翔に色を見せてくれてありがとうと告げ、その場を走り去った。
残された唯翔は、立ち尽くす。彼には灰色の世界なんて想像もつかなかったから。
翌日、学校で瞳美は写真美術部の部員たちとどう接してよいのかわからず、思わず避けてしまう。嫌われたと思ったあさぎは涙ぐみ、他の部員も戸惑うが、瞳美は屋上でひとりになって気持ちを整理していた。ちゃんと向き合わなくては。瞳美は自分に魔法をかけるように、ポポッキーを顔にかざし、呟く。
魔法と一緒。思い込みが肝心。
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意を決して部室に向かった瞳美だったが、全員プール掃除のため部室はガラ空きだった。先日のイベントで、プールに人が入ることは禁じられていたのに入ったとあり、写真美術部はペナルティを受けていたのだ。自分が原因と思った瞳美は、すぐに手伝いを申し出る。
嫌われたわけじゃないとわかった安堵した将たちも改めて瞳美に謝罪し、わだかまりは解けた。一緒にプール掃除をする瞳美と写真美術部員たちの仲睦まじさを見て、唯翔はおもむろにこう言った。
モノクロ写真なら、月白さんにもできるんじゃない?
部長の将はモノクロ写真を専門にやっているのは周知の事実だが、突然何を言い出すのか?と部員が不思議に思っていると、瞳美は即答する。
入部させてください!
流れがさっぱりわからないものの、部員たちは歓喜する。こうして、瞳美はこの時代に新たな仲間が出来たのだった。
色づく世界の明日から3話『No Rain, No Rainbow』ネタバレ|感想
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今回、瞳美の苦しい気持ちが少しずつ解き放たれていく感じが良かったですね。まだまだ魔法の事や、色が見えないこと、色々と抱え込んでいることが多いですが、早くそれを話せるようになる日が来るといいですね。それにしても未来人は虚弱な・・荷物が重いとこぼす、こぼす(笑)。未来は基本、ハンズフリーなんでしょうかね。
さて、今回はちょっと気になったのは、あさぎと胡桃の恋模様らしきものが描かれていたこと。ひとつは、あさぎが将と瞳美をカメラに収めようとしてハッとするシーン、そして瞳美が入部すると聞いて喜ぶ将をあさぎが複雑そうな表情で見つめるシーンですね。
将とあさぎは幼なじみなわけですが、引っ込み思案なあさぎとリーダーシップのある将は相性良さげ。あさぎが恋心を抱いていたとしてもおかしくありません。
あさぎが将と瞳美をファインダー越しに見たときハッとしたのは・・絵になったんでしょうかね。第1話で、将が瞳美を「可愛い!」と言っていたのもあって、将のやっているモノクロ写真を瞳美がやるというのは、心穏やかでないとか。甘酸っぱいなぁ・・。
そして、胡桃と千草のじゃれあいは日常の風景と化しているようでいて「胡桃先輩意外と可愛い」「僕はアリですけどね」なんて思わせぶりな言葉に赤くなる胡桃。千草は口が上手くて中性的なところがありますが、普段の憎まれ口の中に男を感じさせる言葉が入ってくるとドキッとするというか。
ええなぁ、JK・・遠い目。
それはそうと、今回星砂の作り方がちょっと描かれていてショックだったんですが。
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え~と、瑠璃さん?
IHにフライパンで作るんスか?
晩ご飯作ってるんだと思ったよ、普通に。
星砂は自然の力を閉じ込める力があるんですね。魔法使いは、その自然の力を5つ選んで封じ込める作業をしていると。この作品の「星砂」という言葉は、魔法アイテムという意味合いなんですね。1話であさぎが言った「星砂を買って仕返しとか・・」という意味が今更わかりましたよ。いまさら!(笑)
瞳美の魔法の方は、プールでは思い込みで氷魔法を無意識で使ってたみたいだし、魔法の練習も本人の意思で始めて、今後どう魔力を取り戻していくのか楽しみですね。
と、長くなりましたが今回の「色づく世界の明日からアニメ3話ネタバレ感想!ポポッキーと氷魔法!」はそろそろこの辺で。
次回は『おばあちゃんはヤメテ!』です。ついに琥珀ばーちゃんが帰国するようですよ!楽しみですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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