神戸の観光スポットと言えば、まずは北野異人館ですよね。しかし公開されている異人館は有名なところ以外にも数々あり20以上にもなります。旅行中は限られた時間内で最低限押さえておくべき異人館だけ回りたいですよね。そこでおススメするのは”風見鶏の館”、”萌黄の館”です。この2つは隣接しているのでサクッと回れるし、かつ最も代表的で撮影スポットとしてもオススメなんです。
こんにちは!ペガ子です。
今回は”神戸北野異人館見どころ①風見鶏の館・萌黄の館【ギャラリー】”と題し、写真と共にみどころをご案内していきます!
神戸北野異人館見どころ|風見鶏の館

アクセスについて
徒歩の場合(特に三宮駅から山手に向かって歩く場合)、勾配が3.2~3.6%あるのでヒールを履いた女性や子供連れの場合は倍くらい時間がかかるかも。足に自信がない方は、新神戸から下りで来るか、タクシーやシティループバスを利用されることをおすすめします(トアロード中腹で座り込んでギブアップしているカップルをたまに見かけますので、若い方でも油断は禁物です)。旧トーマス住宅は明治42年頃建築、ドイツの貿易商G.トーマス氏が住んでいたドイツ伝統様式の自邸です。レンガの外壁と屋根の風見鶏は北野異人館のシンボル。国指定重要文化財です。
外観の見どころ
ベランダや木組みはかつて灰色だったが後に神戸市が茶褐色に塗り替えました。しかし設計図では当時流行していた深緑だったとか…当時に思いを馳せてイメージしてみては。
1階の見どころ
玄関はアールヌーヴォー風の装飾で応接間もアールヌーヴォー風シャンデリアや豪華なソファがあります。贅沢な気分を味わいながら、アンティークで目の保養をしてください。
本物を見ることで目は養われると言います。家具や調度品に興味がある、今後家を買いたいといった方には勉強になるかもしれませんね。
書斎は段違い床と言って、微妙に床の高さをあえてつけています。背中に光を受けて仕事をし、そっと窓を覗き込めば神戸の港町が広がっているという贅沢。
食堂は中世の城を思わせる天井や美しい飾り戸棚に華麗なる一族を彷彿とさせる大きな食卓。存分に当時の豪華な生活をイメージできるでしょう。
神戸北野異人館見どころ|萌黄の館

旧シャープ住宅は明治36年建築、アメリカ総領事のハンター・シャープ氏が家族と住んでいた邸宅です。その後当時の神戸電鉄社長が住まい、一旦萌黄色の壁を白壁にしてしまったそうなんですが、昭和55年に国指定重要文化財となったことを機に建築当時の萌黄色の壁に戻しています。
外観の見どころ
美しい張出し窓やベランダは、中からだけでなく庭から見ても美しいことこの上ありません。ベランダといえばマンションのベランダくらいしかイメージできない私ですが、ロミオとジュリエットのように海外ではベランダ自体も美しく装飾されているものが多いのですよね。
1階の見どころ
玄関、応接室など豪華なソファや絨毯はもちろんですが、部屋ごとに変えた壁紙やカーテンが素敵なのが特徴です。色の組み合わせや柄の組み合わせが、ローラアシュレイのようといったらわかりやすいでしょうか。少女が夢にみるような、そんなお部屋です。
また、食堂には世界にも希少のフランスのエラール製モダンピアノがある異人館です。また、そのピアノの上にはドイツ製の価値ある時計、キンツレーが。暖炉のマントルピースも一見の価値ありです。
神戸北野異人館最推しは”風見鶏の館・萌黄の館”
今回は ”神戸北野異人館見どころ①風見鶏の館・萌黄の館” と題しお送りしてきましたが、いかがでしたか?
やはり、一番サクッと行けて見どころたっぷりなのは「風見鶏の館」と「萌黄の館」なんですよね。「風見鶏の館」はドイツ式の面白い建築様式(それもアールヌーヴォーの様式が取り入れられている)で、「萌黄の館」はコロニアル様式でベランダや壁紙の美しさが魅力と、全く違う魅力があるのです。
北野異人館は点在しているので、勾配のキツイ細道を渡り歩くのがちょっと体力的に大変なところがあります。その点こちら2つの異人館は隣接していますし、風見鶏の館付近は少し休めるスペースやお店もありますので、初めて神戸に来られる方には是非おすすめです。
では、今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントを残す