2018年11月19日、フランスのルノー・日産自動車・三菱自動車で会長を兼務するカルロス・ゴーン氏が逮捕されたというニュースが飛び込んできました。
容疑は自身の報酬を過少申告したことによる金融商品取引法違反、ということなんですが、他にも不正行為があり悪質と見られたことで逮捕に踏み切ったようですね。
そしてこの逮捕劇、国税局が摘発したものかとばかり思っていたら、実は内部告発のようなんです。
ということは、後任は告発側の人間では・・!?という声や、誰が就任するのか?という声がちらほら聞こえてきましたので、ちょっと調べてみました。
題して「日産カルロスゴーン氏逮捕・会長解任へ!後任は内部告発した側に?」。早速行ってみましょう!
日産カルロスゴーン氏逮捕は内部告発がきっかけ?
ゴーン日産会長を逮捕へ 金商法違反の疑い https://t.co/P3ShgVJiqP
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年11月19日
カルロス・ゴーン会長が逮捕されたのは、容疑としては金融商品取引法違反容疑ですが、これは日産が東京地検に告発したことによるものだったことが明らかになりました。これは、日産広報部からのニュースリリースにあった衝撃の内容からわかります。
日産 カルロス・ゴーン会長逮捕の件、社内の内部通報制度が有効だったということですね。 pic.twitter.com/UHyBsT3hYR
— 鉄なクマさん (@C57180kumasan) 2018年11月19日
要約すると、数か月前から、内部告発により調査を行っていたという会社側。その調査の結果、会長のカルロス・ゴーン氏と、代表取締役のグレッグ・ケリー氏が”私的に日産の資金を支出していた”ことに関与していたというもの。
カルロス・ゴーン氏が自分の報酬を少なく申告していたことも問題ですが、会社の金に手を出していたとなれば、こちらも相当問題ですよね。
なので、逮捕により会長解任ではなく、会長解任と同時に告発(のちに逮捕)というのが事実のようです。
日産カルロスゴーン氏の後任は内部告発者?
カルロス・ゴーン氏は日産・三菱自動車・ルノーでグループを作り会長職に就いていますので、どちらについても影響がありますが、一旦は日産について。
順当に考えて、社長の西川廣人氏が就くと考えていいでしょう。今回は社内調査で告発していますので、西川氏が責任を取って辞任という形にはならないでしょうし。社長職はしばらく継続して、退任するまでは会長職は空席ということもありえますね。
ただ、西川氏はゴーン氏側の人間なので、今回のことを受けて内部告発者側が前面に出て来るのでは?という声も出ています。
なにより、私的に資金に手をつけたとあれば、かなりの金額にのぼるでしょう。ゴーン氏側の役員全てを連帯責任で一掃して新体制になるということになれば、日産の今後も大きく変わるかもしれません。
現在のところまだ後任は決まっていませんが、注意深く見守っていきたいですね。
日産カルロスゴーン氏逮捕・会長解任へ!|まとめ
【やっちまった 日産】
〜今までにない 最高の ドキドキを〜日産のカルロス・ゴーン会長逮捕 pic.twitter.com/3kY7uOMWRF
— ReD ⊿ (@Red22pio) 2018年11月19日
カルロス・ゴーン氏の年収は20億とも言われています。直近でルノーの報酬が約9億5000万、三菱自動車の報酬が2億2700万、日産は7億3000万(合計約19億)と言いますから桁違いですよね。
さらに有価証券から過少申告した額は億単位ということなんですが、さらに会社の資金を私的に使うというのはどういうことなのか、いまいち理解に苦しみますよね。自分の持ち金で足りないことなんてないでしょうに。
「やっちゃえ、日産」が「やっちまった、日産」になってガンガンツイートされてますが、いや、まさにそれ。
今後、日産の経営そのものにも影響が出そうな大事件なので、しばらく注目して行こうと思います。
では、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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