こんにちは!ペガ子です。
秋になると、様々な流星群が見られ始めます。流星群は三大流星群(1月のしぶんぎ座流星群・8月のペルセウス座流星群・12月のふたご座流星群)の他、小さい規模の流星群がいくつかあります。おうし座流星群もそのひとつなんですが、2018年は11月6日に極大を迎えるんですよ。
おうし座流星群は毎年9月下旬から約2か月の間活発になる流星群ですが、放射点が2つあるおうし座流星群は、その放射点の位置によって「北群」と「南群」に分けられます。それぞれ極大の時期も違いますので、今回はその点も併せて書いていきたいと思います。また、奈良県内でおすすめの観測ポイントも調査してみましたので、こちらもご案内いたしますね。
ということで、本日は”おうし座流星群2018年の見える方角や時間は?奈良観測ポイントも”と題してお送りしていきたいと思います。
おうし座流星群2018年の見える方角や時間は?
まずは「おうし座」はどこにある?というところから簡単にご紹介していきましょう。
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「おうし座」は、冬の星座として有名な”オリオン”と戦う牡牛の姿(上半身)を形取った星座です。なので、始めに探すときは見つけやすいオリオンを目印にすると良いでしょう。オリオンの三ツ星の延長線上、右上にあるオレンジ色の1等星、アルデバランが最も目につきやすいですね。
といっても今は秋なので、冬に比べると東寄りを探す必要があります。今の時期ですと、夜間23時頃から東の空から上り、南に向かって動きますのでその辺りを探してみましょう。
次におうし座流星群について。
先述した通り、おうし座流星群は北と南に放射点を持っています。上の画像を見ても分かりますが、北と南の放射点(画像では輻射点と記述していますが同義です)はいずれも”すばる”との位置関係でわかります。おうし座流星群そのものは、9月25日頃から11月25日頃まで見ることができますが、極大日は北と南で異なります。
尚、おうし座流星群は極大の時間帯というものが特になく、全体的にどの時間帯でも同じように観察することができます。
◆おうし座北流星群
北流星群はすばるに程近い場所にあり、ここから放射状に流星が見られます。毎年極大時期は異なりますが、今年は11月6日(火)がそれにあたります。この日は月の入りが明け方なので月の影響もなく、観測条件は良好です。
◆おうし座南流星群
南流星群はすばるから少し離れた場所にあり、ここから放射状に流星が見られます。毎年極大時期は異なりますが、今年は11月13日(火)がそれにあたります。この日は午後9時以降であれば、月の影響もなく観測に適しています。
おうし座座流星群の母天体は、エンケ彗星。いずれも1時間につき5~10個、あまり活発な活動はない流星群です。2つあるとはいえ流星の起点が異なるだけで、放射状に流れてしまえばあまり違いはわからない気がしますが。
以上をまとめるとこうなります。
- 方角:東~西
- 出現期間:2018年9月25日~11月25日頃
- 極大日(北):2018年11月6日(火)
- 極大日(南):2018年11月13日(火)※21時以降がおすすめ
- 出現量:1時間に5~10個程度
- 母天体:エンケ彗星
- 月明りの影響:ほぼなし
おうし座流星群2018年を奈良県内で見るならココへ!
奈良県内では、おうし座流星群を見るのにオススメの場所が2つあります。いずれも奈良県の地域性もあって、高台の駐車場。奈良は、恐らくどこの地域よりも天体観測に適した場所が多いように思えますね。
◆奈良奥山ドライブウェイ駐車場
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名称 | 奈良奥山ドライブウェイ駐車場・若草山頂駐車場 |
住所 | 奈良県奈良市雑司町 |
TEL | 0742-34-1111(奈良奥山ドライブウェイ駐車場) |
いわゆる若草山の麓にあたる場所です。
1月に山焼きをすることでも有名ですが、秋は夕景も美しく撮影スポットとしても名所になっています。夕景が綺麗ということは、当然天体観測にも適していますので、奈良の観測ポイントとしては外せませんね。
◆生駒山上駐車場
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名称 | 生駒山上駐車場 |
住所 | 奈良県生駒市菜畑町 |
TEL | 0743-74-2173(生駒山上駐車場) |
生駒山上遊園地の敷地内の駐車場です。この一帯は山頂である上、ぐるっと見渡す限り高い建物がなく空気が綺麗なので天体観測にはもってこいです。
奈良の観測ポイントは他にもあるのですが、目印になるような建築物がある個所が逆に少なく、こちらはそういう意味では行きやすい場所なのでおすすめです。但し、秋とはいえ奈良の夜はかなり冷えますので防寒の用意は忘れずに。
おうし座流星群2018年の方角・時間と奈良での観測ポイント|まとめ
今回は”おうし座流星群2018年の見える方角や時間は?奈良観測ポイントも”と題してお送りしてきましたが、いかがでしたか?
もう一度簡単に観測する際のポイントをまとめておきますね。
- 方角:東~西
- 出現期間:2018年9月25日~11月25日頃
- 極大日(北):2018年11月6日(火)
- 極大日(南):2018年11月13日(火)※21時以降がおすすめ
- 出現量:1時間に5~10個程度
- 母天体:エンケ彗星
- 月明りの影響:ほぼなし
繰り返しになりますが、このところ特に夜間は冷えてきていますので、くれぐれも風邪など引かないように毛布など持参して対策してくださいね!
では、本日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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